3年間の成長の様子

ポット苗は成長が早い。
根がしっかりしていると言われていますが、
驚くほど元気に成長しています。
1㎡に3本を目安に、高木、亜高木、低木、陰樹、陽樹を、混植密植で植林したのですが、
競争原理からか、どの苗も元気に成長しています。 
里山の復活が現実になりました。

<植林の様子 9月>
1409 1年目 (2) s
みんなで植林しています。 ポット苗は扱いやすいので、植えるのが簡単です。

<翌年の春 数ヶ月後>
15PDO 芽吹き1 s
翌年の春、 厳しい冬を越えて、元気な芽吹きです。

<1年後の初夏>
15PDO 2年目9月-3 s
植林して、1年。  花が咲いている木もあり、成長の良さにビックリです。
低木のシモツケが、早速、可愛い濃いピンクの花をつけています。 
シモツケは、成長しても1mくらいで、とても可愛く扱いやすく、もっと知られてほしい在来種です。 

<2年後>
1609PDO 3年目 ss
植林して2年経ち、3年目に入りました。
どの木も成長し、小さな森のようになってきています。
背丈より高く成長した木もあります。  一般的には低木の成長は早く、 
高木はゆっくりと成長しますが、中にはどんどん伸びている木もあります。

春から秋でこんなに成長 

昨年3月下旬に植えた低木のガマズミが、12月にはこんなに成長しました。
腰の高さまでに成長、さらに、たった一本だったのが、りっぱな株立ちになっています。
s-石堂下 ポット苗成長 (1)
              

3月下旬、太陽光発電設備の植栽に、ポット苗が使われました。
s-ソーラー植栽 (2)
利用されたポット苗は、八ヶ岳在来の広葉樹の低木の苗です。
  ニシキギ、マユミ、ツリバナ、ガマズミなど

冬の今も植え時

ポット苗も、葉を落として、冬の木立になってきました。

実は、苗木は、根が動いていない冬が植え時とよく言われます。

ポット苗も今が植え時です。
もっとも、ポット苗は1年中植えることができるのが特徴なんですけど。

八ヶ岳は冬になると、土が凍結しますので、余裕をもって植えます。 
標高によりますが、 10月か11月頃までなら大丈夫でしょう。 でも、早いほうがよいです。
そして、防寒と保湿用に、落ち葉や枯れ草をたっぷり敷いてやれば冬越えも大丈夫です。 
土は凍結しますが、根は生きています。
そして、苗は、春を感じはじめた途端、成長を始めます。

一般的に、樹木は冬が植え時というのは、根が休眠する冬の間に植えれば、根を傷めることがないのです。
冬の間に根が少し落ち着き、春の兆しとともに、根が動き始めて、
根付きがスムーズにいくということです。 
あるいは、春の兆しを感じ始める3月中に植えるのも、適期です。

清里の森での植樹

 今年も清里の森で植樹を行いました。今年で3回目です。
清里の森では、樹木が大きくなりすぎて危険であることから、高木の伐採が進んでいます。しかし、清里の森の自然・環境を次の世代にも引き継いでもらおうと、僅かですが毎年植樹を行っています。
 今年は6月21日に植樹を実施し、18名もの多くの方が参加されました。主に清里周辺の樹木の種から育てたポット苗を115本(11種)植えました。植樹する場所は、事前に下草刈りを行なっています。今回の場所は、姫桜が多く自生しており、これらの樹木を残しながらの下草刈りです。当日の植樹は、参加者が多かったので1時間ほどで終了です。この辺りは鹿が多いため、周りをキラキラ光るアルミのテープ(畑で良く見かけるテープ)で囲みました。過去、鹿には幼木の美味しいところを食べられて、甚大な被害を受けました(特にヤマザクラ)。このテープで囲んでからは、被害は今のところありません。
 2年前に植えた幼木の中には、大人の肩辺りまで大きくなった樹木もありました。鹿に被害を受けた樹木以外は順調に育っています。特に清里の樹木の種から育てた樹木の成長は早いようです。
201506_3.jpg  

201506_1.jpg

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          2年前に植えたズミの幼木

1000ポットの芽吹き

里山復活で昨年秋植えた、千ポットの在来種の苗。
厳しい冬を乗り越えて、
すべてが芽吹きました!
場所は大泉いずみラインの八衛門湧水の手前の向かい側のPDO建築会社の森です。
見学自由です。 

昨年9月に植えてからのポット苗の成長の記録です。
1505 PDOの森
5月上旬、 立派に成長して芽吹きました。 手前はミズナラ。

1502 PDO snow
2月、雪に覆われていました。

1411 藁
昨年11月、藁を敷いて冬越えの準備。 この藁は大当たり。保湿、防草だけでなく、栄養菌?も作る効果もありのいいことづくしの藁です。

PDO 1409
昨年9月、1000ポットを植えました。

ポット苗について

厳しい八ヶ岳で育つ広葉樹のポット苗
takahasi2012 (4)hp

私たちは、自然豊かな八ヶ岳に自生している広葉樹の苗を育てています。
実やドングリを採集して、それらを発芽させ、八ヶ岳の青空の下で育てたポット苗です。
厳しい気候の八ヶ岳の自然の中で育つ「ポット苗」は、強くて丈夫な苗です。
その理由は:
・屋内ではなく自然の中で、厳しい冬も外で(露地栽培)育てています。
・標高の高い寒い八ヶ岳なので、苗はゆっくりと時間(通常の2倍くらい)をかけて育ちます。

そのため、丈夫な苗です。 
s-120531育苗春 (2)

<ポット苗の特徴>
「ポット苗」は、種を発芽させ、それを丁寧にポットに移して育てた苗です。
接ぎ木をして育てた苗はありません。
s-120710ポット苗06
種を蒔いて3-4年すると、30cmくらいに成長し、植樹出来る大きさになります。
根は切断されることなく、ポットの中で充実した根に育ちます。
広葉樹のポット苗は、土に下ろすと、根は深くそして広く根を伸びるので、非常に丈夫な木に成長します。
 ・1年中植樹が可能です。 
 ・ポットなので扱いやすく、誰でも、子供でも植えることができます。
 ・高木や低木など自由に組み合わすことができます。

<ポット苗の樹木>
八ヶ岳に自生する落葉広葉樹の苗です。
サクラ、モミジなど花や実が楽しめる木々を多数育てています。
高木だけでなく、中低木の苗も多くありますので、庭や垣根などにも利用しやすくなっています。

広葉樹の森には四季の彩りがあります。
コブシや山ザクラに始まる春、輝く新緑、濃い緑の夏、そして紅葉の秋と、
広葉樹は1年中、楽しませてくれます。

ぜひ、庭や垣根などにもご利用いただければと思います。
ポット苗の樹種については「こちら」
プロフィール

jyumokunokai

Author:jyumokunokai
私たちは、八ヶ岳自生の広葉樹の苗木を扱いが簡単なポット苗にして育てています。
森をみると心が和みます。 森を作る樹木には、いろいろな力があります。人を和ませる力、防風、防音に保水力、更に、心地よい景観や木陰、四季を彩るなど、樹木の力は無限です。そんな樹木が森だけでなく、まち中や庭にも広がっていくことを願っています。

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