自然の庭  斜面にポット苗木

八ヶ岳にあるお宅からポット苗植樹の依頼がありました。
道路際の地面がむき出しになってしまった斜面です。 
1㎡に3本平均で、低木を少し多めにして、八ヶ岳の自生のポット苗木を揃えました。
まさに、1m幅あればできる森づくりです。

植樹はPDO建築事務所面々と住人のご夫妻も一緒に、ワイワイがやがやと始まりました。
1410M邸植樹 (3)-s
スコップも弾き返すがちがちの地面に135の穴掘りから始まり、
堆肥を下敷きにポット苗を据えていきます。

1410M邸植樹(4)-s
際を低木に、真ん中に高木の苗を、
樹種がまんべんなく配されるように植えていきました。
「全部すくすくと育つとよいわね。」と奥様。
「いえいえ、競争させて淘汰を促す植樹法です。」

1410M邸植樹 (6)-s
植えた途端、自然の森の雰囲気になりました。 
これに落ち葉が落ちれば、八ヶ岳の自然と一体になった風景ができあがるはず。
幼木なので、成長を道行く人と共に楽しんで頂けるのではと思います。  
心温まる小さな森がまた一つ増えました。

里山復活 八ヶ岳のポット苗で

9月、八ヶ岳大泉町のいずみライン沿いで、ポット苗を使った植林が行われました。
道路を作った際、削り取られた土地で、森が途切れたところを、復活させようという里山復活の森作りです。
NPO法人八ヶ岳南麓景観を考える会が 地主のPDO建築事務所の協力でおこないました。

PDO 準備苗 400
ポット苗木が持ち込まれました。 

PDO 準備 (1)400
これからここに植えます。  植える目安を割り箸で位置づけしています。

PDO mori (1) 400
いよいよ開始です。

140907復活森 (4) 400
どんどん、進んでいきます。

混植 400
混植密植です。 低木、高木を混植し、たくさん植えることで競争させて成長をうながします。

140907森復活(10)-400
赤ん坊の森ができあがりました!
苗木が植えられた途端、温かみを感じるのはポット苗の魔法かもしれません。
参加者からも、やったぞぉ!と達成感の喜びの声!
みなさま、お疲れ様でした。

苔玉を幼木で

ポット苗でこんな素敵な苔玉ができます。
140610kokedama (7)hp
管理は、2-3日に一度水につけて、ときどき外にだしてやると元気だそうです。
140610kokedama (9) hp
八ヶ岳の樹木を使った苔玉。
ここちよい八ヶ岳の風が吹きそうです。

清里の森での植樹

 今年も、清里の森に植樹しました。場所は、昨年植えた場所に隣接したところで、遊歩道沿いです。アオナシ、ズミ、アズキナシ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、コブシ、ミズナラ、コナラの幼木を70本植えました。当日は、午前中雨、午後曇りという絶好の植樹日和でした。清里の森内の住民、別荘者10名ほどで植樹しましたが、あっという間に終わりました。
 幼木は、ランダムな配置で、異なる樹種の幼木を密に植えました。根の乾燥を防ぐために、根元は枯れ枝や、枯葉で覆いました。また、実生の樹木と区分けしやすいように、植樹した幼木には、ピンク色のリボンを付けました。
 昨年植樹した幼木は、すべての幼木が鹿の被害にあいましたが、食べられたのは先端だけで、順調に若葉を出して、根付いています。10本ほど鹿の被害で枯れましたが。このため、今年からキラキラと光るアルミの細いテープを周囲に張り巡らせました。その効果は如何に。
IMG_2389_s.jpg IMG_2394_s.jpg

清里の森に植樹した幼木

 昨年6月に清里の森に幼木を70本植樹しました。
今年の大雪や清里の寒さにも負けず、見事春を迎えて新芽が出ました。旨く根付いたようです。
しかし、この冬にすべての幼木の先端(一番おいしい所)が鹿にやられました。
鹿対策が重要ですね。太めの麻ひもで周囲を囲み、さらにキラキラ光るアルミの細いテープを周囲に張り巡らせました。アルミのテープは、高根町での畑では効果があったそうです。さてどうですかね。
今年も、昨年植樹した隣に80本程度植樹する予定です。(2014/5 清里の森)
鹿に食われた幼木(1)
鹿に食われた幼木(2)

ポット苗で里山作りの植林

ポット苗の植林を明野で行いました。 地主さんのみんなが楽しめるような
里山にしたいとの希望から、20種類の落葉広葉樹を植えました。
花や紅葉が楽しめる多種多様な森になるはずです。

IMG_1489-hp.jpg
講師は、いのちの森作りをしている出縄さん。多様性の森は強くて、
その地に本来からある樹木は倒れることもない、神社やお寺の高木が倒れるのは、
本来ない樹木を植えたからだ聞いて、改めて自然の摂理を認識。

IMG_1491-hp.jpg
次は、植え方の説明。 ポットの2倍くらいの深さに掘って、
土に空気を入れるようにほっこりさせると根がよく伸びていきます。
「わぁ、ここの土はやわらかいですねぇ」と講師。  

IMG_1494-hp.jpg
じゃ、始めるよぉ~~と飛び出し、作業開始。
参加者全員、農業や森に関わっているので、呑み込みの早いこと!そして手際よさも抜群。

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植林はどんどん進んでいきます。 
テープの色を変えて、高木、亜高木、低木がわかるようにしました。

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里山として、花や紅葉を楽しめる森にしたいとの地主の要望で、桜やモミジ、
そして道路側には低木のシモツケなど合計20種類を植林。多様性抜群です。

IMG_1509-hp.jpg
そして、最後に、宮脇方式の藁でのマルチングの方法をみんなでやってみました。
地元の人からは、「森に藁を使うなんて俺たちの発想にはないなぁ、なるほどねぇ」と。 
植林、無事完了!
2-3年後に、成長して少し森っぽくなっているのを見るのが楽しみで~~す。
みなさま、お疲れ様でした!

植樹した幼木は順調に育っています。

 6月に植樹した幼木は順調に育っています。ヤマボウシ、アオナシ、ズミ、カエデは、清里の森の気候、土壌が合っているようで、特に成長は早いようです。中には成長の遅いのもありますが、個体差があるのでしょう。コブシは成長が遅いようです。そばにある実生のコブシとの競争です。
 ヤマザクラは、先端のおいしい若葉を鹿に食べられてしまいました。全部は食べられていないので、きっと大きくなるでしょう。急遽、植樹場所の周りを麻ひもで覆いました。鹿は、角が引っ掛かるといやだそうです。今のところ、問題ありませんが、来春若葉が出た時に効果があるかどうか・・。
 下草刈りは、4回ほど行ないました。8月は、日照りが続いたので、3回ほど水遣りもしました。最初の植樹なので、過保護ですね。(2013 9/15)
ヤマボウシ20130915 成長の早いヤマボウシコブシ20130915 成長の遅いコブシ
実生コブシ20130915 そばにあった実生のコブシ
山野草1-20130915 植樹場所にはこんな山野草が咲いていました。山野草2-20130915

清里の森で植樹の会

 幼木を植える楽しさ、育てる楽しさを味わいながら、清里の森の豊かな自然と美しい景観を次の世代に継承していこうと、清里の森「植樹の会」を設立しました。清里の森に住む人、利用する人が集まって、自分達の森を自分たちで育てようという会です。現在、会員は15名です。春には花を、秋には紅葉を楽しめる広葉樹の森にしたいと夢見てます。また、植樹を通じて、この地域の住民のコミュニケーションを深まればと思います。
 初めての植樹が6月16日に清里の森内の遊歩道沿いで行われました。植樹した幼木は、樹木を育てる会で育てたポット苗です。今回は、アオナシ、ウリカエデ、オオヤマザクラ、ヤマザクラ、コブシ、ズミ、ミズナラ、ヤマボウシ、イロハモミジの9種70本を植樹しました。色々な種類の幼木を植えることによって、樹木間で競争させれば丈夫な樹木が育つのではと考えています。
 今回の植樹には子供2人を含めて17名に参加頂きました。子供が参加する事は、次の世代に繋がりますので大変嬉しいです。これからは幼木の管理が重要ですが、樹木の生命力による自然淘汰を基本として、園芸樹のように手間暇をかけないつもりでいます。そうは言っても、幼木が下草より大きくなるまで、下草を刈る必要があります。時々、散歩のついでに植樹場所に立ち寄って、幼木の生育状況を観察しながら、下草を刈ってもらうように住民に声をかけています。
 今後、毎年この時期に植樹を行う予定です。この活動は、大自然の大きさに比べればほんの小さな事ですが、少しでも清里の森の自然に恩返しできればと思っております。元気でいる限り、続けていきたいと思っています。
清里の森植樹2013_1
       植樹した幼木
清里の森植樹2013_2

多種多様な森へ ポット苗で植林

山梨県の自生樹木で多種多様な森作りをしようと、
私たちのポット苗が植樹に利用されました。

50種類ほどの広葉樹の苗木が育てられています。
プロフィール

jyumokunokai

Author:jyumokunokai
私たちは、八ヶ岳自生の広葉樹の苗木を扱いが簡単なポット苗にして育てています。
森をみると心が和みます。 森を作る樹木には、いろいろな力があります。人を和ませる力、防風、防音に保水力、更に、心地よい景観や木陰、四季を彩るなど、樹木の力は無限です。そんな樹木が森だけでなく、まち中や庭にも広がっていくことを願っています。

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